
クリスマスってなあに?
クリスマスってなあに? ジョーン・G・ロビンソン 文・絵 こみや ゆう 訳 1430円(税込み)岩波書店
こんにちは。tagumiです。
クリスマスなに読む?おすすめの絵本3冊目は「クリスマスってなあに?」です。
町はイルミネーションで華やぎ、楽しい雰囲気にわくわくする、みんな大好きなクリスマス。
しかし、クリスマスがいったい何なのか、実はあんまり詳しくは知りませんよね。
本書はイエス様の誕生のお話から、クリスマスのお祝いをどのように行われているかなどが詳しく、そして可愛らしい絵で描かれています。
クリスマスってなあに?…確かになんだろう?
クリスマスとは、イエス様のお誕生日をお祝いする日、ということは知っていても、そのイエス様が生まれた時のお話は、私たち日本人は知らない人も多いのではないでしょうか。
聖書にはイエス様の誕生のお話があります。
マリア様とヨセフ様が旅をするところから始まり、イエス様が生まれ、三人の賢者が赤ちゃんのイエス様に贈り物をささげに来る、というお話です。
カトリック系の幼稚園に通っていれば、クリスマスにこのお話を劇で演じて知っている子も多いかもしれません。
息子もカトリック系の園だったので、このクリスマスの劇を毎年やっていました。(聖劇と呼んでいました。)
1年だけ通っていた保育園(プロテスタント系)でも、聖劇は一年のうちで一番のメインイベントでした。
なので私はこの聖劇を幼稚園で3回、保育園で1回と合計4回観ています。
それだけ、クリスマスといえば定番のお話ということですね。
キリスト教徒ではなくても、自分には一般的な知識くらいはあると思っていましたが、毎年当たり前のようにクリスマスを祝っていながら、クリスマスの大切なお話を大人になってからようやく知りました。
知っているようで知らないこと、まだまだたくさんありますね!

みっちり、しっかり語られています。読み聞かせは気合が必要かもしれません(笑)
この本のこと
著者のジョーン・G・ロビンソンはイギリスの方です。
「思い出のマーニー」の著者です。
なので本書はイギリス式クリスマスのお祝いの仕方のようです。
子ども達がクリスマスプディングを作っています。
調べたところ、クリスマスプディングはイギリスの伝統的なクリスマスケーキなのだそうです。
絵も、著者が描いています。
この絵が、かわいいんです。子ども達が可愛らしすぎる。

1ページ1ページがおしゃれです。
一見、文章が多いのでわが子には早いかも、と小さいお子さんの親御さんは思うかもしれません。
しかしあまり関係ないと思います。
絵がたくさんあり、どのページも見ているだけでクリスマスの雰囲気が味わえて楽しいので。
クリスマスが来る度に読み返してみては、また新たな発見があるような、そんなずっと楽しめる本だと思います。