たんていくまたろう さかまきゆか 作 あかね書房 1,200円+税
息子の反応

お話はハラハラドキドキするからイヤだ!!
といって、新しいお話を読むのを拒否していた息子でしたが、この本は読んでみようと思ったみたいです。
この頃は図鑑ばっかり読んでた、というよりパラパラ観てただけの小学一年生息子が、”たんてい”ものを愛読する日が来るとは!!
なんといっても、くまたろうの見た目のかわいらしさのおかげかですね。
息子の物語への警戒心を絶妙にほぐしてくれました。
だってくまたろう、かわいすぎるもの。

くまたろう かわいいし、きっと怖いことは起こらない。
大丈夫そう♪
息子が久々に新しい本の読み聞かせにつきあってくれました。
母、歓喜!!
くまたろう、ありがとう(´;ω;`)
どんなお話?
さておはなし。
ぬいぐるみのくまたろうが、たんてい屋をはじめる。
はじめての依頼人は、ぬいぐるみのうさぎ。
突然玄関の前に置かれていたという、なぞの箱を持ってやってきた。
そしてこのうさぎ、なにやらくたびれている様子で…。
はたしてくまたろうは、謎を解けるのか…?!
というようなお話。

母の感想
朝ごはんはドイツパンとコーヒー。
オーケストラの妄想をバックに推理を披露するくまたろう、いずれは名探偵になりそうな愉快で個性的なキャラクターです。
子供には嬉しい、絵が多い本です。どこを開いても絵があります。
私は小学生の頃、学校で本を選ぶときに絵がないと即座に本棚に戻すような子どもでしたので、絵というとっかかりは本を敬遠しがちな子どもにはとても大事ですね。
謎とお話を追いつつ、絵を見ていくのも楽しいです。
くまたろうのおうちに、木彫りのクマがあるところに親近感を覚えました。
息子はくまたろうの食べている耳慣れないパン、ドイツパンが気になったらしく、

ドイツパンってどんなのだろう。
なんか堅そう。
とか言っています。調べたところ小麦が少なめなのでほんとに硬いそうです。食べ物の堅さまで子どもにちゃんと伝えられるとは!画力の技ですね!
子どもと秋の夜長にミステリー、素敵な時間です。
シリーズ化しないのかな。