「うずらちゃんのかくれんぼ」

うずらちゃんのかくれんぼ
きもと ももこ/作
福音館書店 900円+税


まだうまく話せない赤ちゃんでも、繰り返し読み聞かせてあげれば音のリズムを覚える。
どぅどどうぅ、だぁだだぁとか、本を読む真似をする。
その可愛らしいこと・・!
文章のリズムは合っている。我が子は天才だなと思わずにはいられない。
まだまだ赤ちゃんだった息子が、はじめて絵本を読む真似をしたのは、この「うずらちゃんのかくれんぼ」であった。

「もういいかい まあだだよ」
野原に遊びにやって来たうずらちゃんとひよこちゃんが、かくれんぼをはじめる。
読みきかせながら、息子も一緒に、かくれんぼにくわわる。
うずらちゃんもひよこちゃんも、なかなか隠れるのが上手だ。
みつけたと、指をさす息子はとても嬉しそうだった。
野原には他にも、隠れているものがいる。
何かを見つけて、指をさして教えてくれるようになった頃、楽しさはまた広がる。

息子にこの本を購入したのは、1歳すぎたくらいだろうか。
はじめの頃に読んでいた赤ちゃん用絵本は、シンプルかつ単色で、わかりやすいものが多かった。
色鮮やかなこの本を買った時、絵本の中身が複雑になった、と感じた。
もうこんな豊かな内容の絵本も見られるのか、なんだか立派な子どもみたいだなと、思ったものだ。
実際はまだまだ赤ちゃんだったのだけれど。

幼稚園に入ってからもずっとお気に入りだった、思い出の一冊だ。

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